どうもこんにちは、りゅうです。
2018年9月6日、北海道で最大震度7の地震が発生しました。
この記事は3日後の9月9日に執筆しておりますが、今だに小さな余震がちょくちょく発生しており、さらなる大きな地震に怯えております。
普段は”ブログで稼ぐ”を主に発信している当ブログですが、とても本来の発信ができる心の余裕がないので、今回は「当時の状況や心境」について書いていこうと思います。
また、実際に大きな地震を経験し「災害への備えや、発生したときの対処」についてもリアルに考えを改めましたので、合わせてシェアしていきます。
今はとにかく、
- 自分の心を落ち着かせるため
- 今後の災害への備忘録
- 災害による被害者を一人でも減らせるように
この3つの思いだけで書いています。
誰かの役に立てる記事なのかすらわからないけど、書かないよりマシだと思って。
北海道地震「当時の状況と心境」
その地震は2018年9月6日の午前3時に突然発生。
ちょうど寝ようと思ってソファーから立ち上がった瞬間に、小さな縦揺れを感じ、その直後、今までの人生で経験したことのない揺れに襲われました。
僕が体感したのは札幌で「震度5強」。
マンションの5階に住んでいるので、実際の揺れはもっともっと激しく感じました。
食器が揺れたり、物が落ちたりして「ガラン、ガシャン」という音が止めどなく部屋の中で響き渡りました。
恐怖で動くことすらできなかった
「地震が起きたときはテーブルの下に潜れ」とよく言うように、小中高の学校でも何度も訓練したけれど、実際に大きな揺れに襲われたとき、
恐怖で動くことすらできませんでした。
なんというか、身を守ることを考える余裕が頭の中になかった。
訓練は所詮訓練で、事が起きると人間はただただ無力になってしまうんですね。
後ほどまとめますが、大きな地震に直面したとき、自分の身を素早く守れる人は多くないと思います。
- 高いところに物を置かない
- 倒れる危険のある家具などは、防災グッズで固定する
- 料理するとき以外は、ガスの元栓をしっかり締めておく
これらを徹底すべきだと痛感しました。
揺れが収まったあと、街から光が消えた
そうこうしているうちに揺れは収まりましたが、同時に停電が発生。
身体が暗闇に包まれ、一層恐怖は増すばかり。
のちに分かった事ですが、停電は北海道全ての世帯(およそ295万世帯)で発生し、北海道からライフラインが消えました。
正しいのかどうかわからないけど、揺れが収まったあとに真っ先に起こした行動が「母親への電話」でした。
安全確認の意味と、正直どうしていいかわからなかったのです。
マンションに住んでいたので、「身の安全を守るためにどれが一番正しい行動なのか」、冷静さをすでに失っていた僕は助けを借りたのです。
幸い連絡が取れ、家族の安否の確認が取れたので、少しホットしたのを覚えています。
そのあと、ガスの元栓を閉めて、とりあえずスマホと貴重品のみを持って外に出ました。
※マンションで地震が発生した場合、揺れが完全に収まるまで外に出るべきではないとのこと
真っ先に向かったのは大きな建物が周りにないコンビニの駐車場でした。
このとき頭にあったのは、「建物が倒壊して押しつぶされるリスク」を排除することだけでした。
すでにたくさんの人が慌ただしい様子で外に出てきており、今回の地震のヤバさを再認識しました。
とりあえず水だけでも確保しないといけないと思い、コンビニに入りましたが、そこで驚きの光景が。

完全にニュースでしか見たことのない光景でした。
棚から落ちたのであろうワインが割れ、店内はお酒の匂いが充満していました。
急いで水と最低限の食べ物だけを確保し、車に戻りました。(あのときレジの対応を必死で行ってくれた店員さんには感謝しかない)
とりあえず2時間程度そのまま外で過ごし、一度部屋に帰宅。
お風呂に水を張り、ブレーカーを落とし、またすぐに逃げれるように荷物をまとめました。
しばらくしてまた大きな余震が発生
どっと疲れてしまった僕はいつの間にかベッドで寝てしまっていましたが、
また大きな余震が発生し、飛び起きました。
ここで「マンションにいるのは危ないから実家に帰ろう」と、まとめてあった荷物を持って実家に避難しました。
家族の顔が見たかったっていうのもある。
そうして実家に帰ってきましたが、ここから「地震発生後の生活」が始まります。
※当時の状況と心境を書き綴ったものであり、災害発生時の正しい行動を書いたものではありません。災害発生時の行動や避難方法については、消防庁が出している防災マニュアルを参考にしてください。
地震発生後の生活「ライフラインの消滅」
実家は築15年くらいの一軒家なので、建物倒壊のリスクが少なく、集合住宅における他の部屋からの出火などのリスクがないので、とりあえず寝ました。
しばらくして地震発生後の生活の不便さを痛感することになります。
ガソリンが入れられない
電気がこないと、ガソリンスタンドではガソリンの供給ができません。
ガソリンを入れるポンプが動作しないためです。
実家に帰る前に立ち寄ったガソリンスタンドは軒並みダメでした。
幸い地元のガソリンスタンドは自家発電の設備があり、ガソリンを入れることができましたが、スタンドには長蛇の列。
そして供給量にも制限があり、「一台あたり20Lまで」といわれました。
僕は軽自動車だったので十分だったのですが、大きな車だと60〜80Lくらいは入るので、十分とは言えない量。
コンビニやスーパーで買い物ができない
全域で停電が発生しているので、コンビニやスーパーの「レジ」が機能しないのです。
これが理由で商品を提供できないお店がほとんどでした。
場所によっては自家発電や、電卓を使ったアナログな方法で買い物ができるところもありましたが、次に問題になってくるのが食べ物が売り切れるということ。
食べ物がどこにもない
奇跡的に営業しているお店でも、食べ物がありませんでした。
おにぎりやお弁当、カップラーメンなんて一つも置いてない。あるのはお菓子くらいでした。
幸いありとあらゆるお店を周り、自分と家族分の食料は確保できたのですが、現時点(地震発生から3日後)でもまともな食べ物が置いてないところがほとんどです。
場所によっては水も出ない
僕の住んでいる町は大丈夫だったのですが、ほかの地域によっては断水で水すら出ない家もたくさんあったとのこと。
水が出ないとお湯が沸かせないし、トイレもできない。
想像するだけで恐ろしい。
スマホの充電ができない
停電しているのでもちろん充電ができません。
もしスマホの充電が切れてしまったら、家族や友達との連絡が取れない上、一切の情報を知ることができなくなります。
また、スマホについているライトも使えなくなる。
正直、食べ物の次に大切になってくるのがスマホでしょう。
幸いぼくは地震発生直前まで充電をしていたので、バッテリーは十分でしたが、それを怠っていたらと考えると恐ろしい。
ただ、車でスマホを充電できたので多分ぼくは大丈夫でしたが、電源を求めて避難所や指定の充電所は長蛇の列だったといいます。
Wi-Fiが使えない
無線LANが死ぬのでもちろんWi-Fiも飛びません。
これは僕のようなブロガーや、リモートワーカーにとって死活問題です。
幸いすぎることに、僕の実家は太陽光発電によって昼間は電気が供給されていたので、最低限のタスクはすませることができましたが、夜は一切ネットが遮断されました。
信号が消える
停電により北海道のありとあらゆる信号が機能しなくなりました。
信号が消えているなんて、考えられないですよね。
交差点では一度必ず止まり、左右からの車を確認する。そしてゆっく〜りと車を進める。
そんな状況が丸2日続きました。
札幌市ではパトカーと救急車のサイレンが終日鳴り響いていたそうです。
地震発生後の生活から痛感した「必ず備えておくべきモノ」
地震発生後の生活をとおして、「必ず備えておくべきモノ&あったら便利なもの」をできるだけ書き記していきます。
これを見ていただけているのでしたら、すぐにでも用意して欲しいです。今まで大きな地震なんてほとんどなかった北海道ですら、起きてしまったのですから。
もう本当に本当に誰も他人事じゃない。
災害に備えて必ず揃えておくべきもの
以下の通りです。
- モバイルバッテリー
- カップ麺や缶詰などの非常食
- 懐中電灯
- 救命胴衣
- ガスコンロ
- ガスボンベ
- ラジオ
- 生理用品(女性のみ)
- お薬手帳
これらはできるだけまとめてリュックなどにまとめて玄関においておくべきです。
これらを個別に用意するよかは、災害に備えてセットとかも用意しておくべき。⇒防災士厳選の防災グッズ39点セット【ディフェンドフューチャー】
災害時にあったら便利なもの
実際に災害を経験して、あったら便利だなと思ったものもまとめてみました。
- 汗拭きシート
- サランラップ
- ポケットWi-Fi
災害を想定して常に心がけておくべきこと
今回の地震をとおして、つねに心がけておくべきだと思ったのは以下のとおり。
- 親族全員の連絡先をつねに持ち歩く
- ガソリンは常にメモリ3分の2以上を維持する
- 高いところに物を置かない
- 倒れる危険のある家具などは、防災グッズで固定する
- 料理するとき以外は、ガスの元栓をしっかり締めておく
- 現金は常に1万円程度財布に入れておく(できるだけこまかくして)
- 災害が発生したときの避難経路、避難場所の確認
地震が発生した時は
地震が発生したときに必ず取るべき行動をまとめました。根拠のない&逆に危険になるようなことは一切書いてません。
- まずは落ち着く(揺れが完全に収まるまで外には出ない)
- 玄関と部屋の窓を開ける(火がついていればすぐに消す)
- 家族と連絡を取る
- すぐに浴槽に水を貯める
- 停電したらブレーカーを落とす(通電火災を防ぐため)
- テレビ、ラジオからの情報を得て、避難の判断をする
- 慌てて行動しない(割れたガラスの破片などで足を怪我する恐れがあるため)
- ソースがわからないSNSの情報はむやみに拡散しない
※消防庁が出している防災マニュアルはこちら
【最後に】北海道で最大震度7なんて、想像もしなかった
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
最後になりましたが、あとひとつだけ伝えたいことがあります。
それは、「北海道に住んでいてこんなに大きな地震を経験するなんて一生ないと思っていた」ということです。
この地震からわかったこと「安全な地域などない、災害は他人事ではない」
反省しなければいけないことですが、これまで25年間北海道で暮らしてきて、「北海道は地震も台風も少ないから安心」だと思っていました。
でも違った。
つねに安全な地域などないし、災害は決して他人事ではなかった。
もう誰も「自分の住んでいるところは大丈夫」なんて口が裂けても言えない。
今まで心の中でそう思ってしまっていた自分が腹立たしくてしょうがない。
安全な地域などない。災害は他人事ではない。
災害は予測できないからこそ「備え」を
僕が生まれてから記憶にある限りで2011年の東日本大震災以降、「つねに災害に備えよう」という言葉をテレビで何万回と聞きました。
それでも僕は「災害時の備え」を怠っていました。
幸い大事には至らなかったですが、今なら最悪の自体も十分予想できます。
これまで怠っていた僕が言っても説得力はないかもしれませんが、「備えは大事」です。
当たり前のことを言って申し訳ありません。
一番いいのは「事が起きる前からの備え」です。
一つ用意して、玄関に置いておくだけでも心の余裕が違うはず。
電気がなくて、水道が断水して、食べ物が町中から消える恐怖から少しでも守られるはずです。
どうか、災害は予測できないからこそ「備え」をお願いします。
今の気持ちは消化できた。あとはさらなる地震がこないことを願うばかり。

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